微細加工技術の紹介(深穴加工など)
微細加工とは
微細加工技術は、極めて小さな部品や精密なディテールを金属材料から創り出す技術です。この技術は、高度な精密さと再現性が要求される電子機器、医療機器、航空宇宙部品などの製造に不可欠です。トクセン工業は、深穴加工、端面のR加工、段加工、テーパー加工、曲げ加工などといった微細加工を得意としています。

弊社が得意な加工領域:加工径:~3.0㎜、最大加工長さ:30㎜
深穴加工技術の紹介
深穴加工とは、部品に深くて細長い穴を精密に加工する手法です。この加工技術は、穴の直径に対して非常に深い比率の穴を加工する際に特に重要です。
トクセン工業は、極細線加工により培った加工経験を活かし、穴の直径や真直度を高い精度で維持するとともに、加工の深さが増しても精度を維持するためのノウハウを確立しています。

微細加工事例
極細・段付き加工

段付き加工とは、部品の表面に段差を作り出す加工方法です。この加工法では、部品の一部に異なる高さや深さの段差を設けることで、特定の機能や形状を実現します。
各種端面加工

端面加工とは、部品の端面、つまり端の部分に加工を施す方法です。この加工は、部品の端を平滑にしたり、特定の形状や特徴を端面に作り出すために行われます。
穴あけ加工

穴あけ加工とは、部品に精密な穴を開けるための加工方法です。部品の寸法や位置決めに高い精度が求められる場合に特に重要です。
砲弾形状加工

砲弾形状加工とは、部品の一部または全体を砲弾のような形状(流線型や円錐形など)に加工する手法です。この加工方法は、特に空力や流体力学的な性能が重要視される部品に用いられます。
鏡面仕上げ

鏡面仕上げとは、部品の表面を非常に滑らかで光沢のある鏡のような仕上がりに加工する手法です。この加工は、部品の表面粗さを極めて小さくすることで高い光沢を実現します。
トクセン工業の微細加工技術の特徴
①様々な材質での加工
SK、SUS、貴金属材など様々な材料での加工が可能です。
②高精度加工
電子機器業界において求められる厳しい寸法精度でも対応いたします。
③複雑な形状に対応
段付き、テーパー加工はもちろん、端面の複雑な形状の加工まで承ります。
微細加工技術の主な用途
弊社の切削加工品は、半導体の通電検査に用いられるコンタクトプローブのプランジャー、微細医療機器など
高精度、高品質が求められる場面で活用されています。
ドットピン、プローブピンを長年にわたり製造し蓄積した加工ノウハウを活かし、端面・表面の研磨、メッキ加工にも対応します。