極細ワイヤ(ピアノ線)の加工技術

2025.11.01

技術コラム

  • #極細伸線
  • #極細線加工

極細ワイヤ(ピアノ線)の加工技術

トクセン工業の極細ワイヤ(ピアノ線)加工技術

トクセン工業では、最細でΦ0.009 mmという極めて細い線径のワイヤの加工が可能です。このような極細ワイヤは、省スペース化やコスト削減といったメリットをもたらし、お客様の多様なニーズに応えることができます。
さらに、トクセン工業では熱処理加工にも対応しており、様々な硬さや特性に調整可能です。これにより、真直性の高いワイヤの製造も可能となり、精度を求めるアプリケーションに最適です。
当社の技術は、単に線径を細くするだけでなく、断面形状を細くし、さらに異形形状に加工することも得意としています。極細平線や極細角線をはじめとした複雑な形状に対応できるため、特定の用途に応じたカスタマイズが可能です。

  • 省スペース化の実現

限られたスペースで強度を維持することができるため、以下のような用途で活用することができます。
・コンタクトプローブの狭ピッチ化
・精密ばねやウェーブスプリングの省スペース化
・カテーテルチューブの内径領域確保や強度確保
など

  • コスト削減

切削、バリ取り、プレス工程の省略や歩留改善ができることや、長尺化により生産効率向上が期待できます。
・特殊断面形状ピン
・各種組付け部材 (鋼板・帯鋼加工品)

極細ワイヤ(ピアノ線)の異形加工対応

トクセン工業の得意技術である、ダイス引き抜き加工やローラー圧延加工を駆使することにより、ワイヤの断面形状は自由自在に加工が可能です。

平線と角線の対応径は以下のとおりです。
・細平線:0.006×0.035mm~
・極細角線:0.050×0.050mm~
※0.010mm以下の領域でもさまざまな形状の加工が可能です。

  • ワイヤ断面形状 例

対応可能なワイヤ材質

鉄鋼材料
・ピアノ線 (JIS:SWRS82A相当)
・SUS304、SUS316L など

非鉄金属材料
・チタン(純Ti:1種、Ti-6-4:ELI、DAT51、Ni-Ti など)
・ニッケル(純Ni、Ni-Fe、インコネル、ハステロイ など)
・銅(純Cu、Cu合金)

  • トスミクロン® (高強度極細ピアノ線)
世界最細レベルの線径:Min.Φ0.009mm
(偏径差:0.001mm以下、寸法公差:±0.001mm)
世界最高レベルの強度:Max.4,800MPa

【主要用途】
・精密ばね材料(コンタクトプローブ /ポゴピン、家電精密機器向け極細バネ)
・研磨用線(フェルール端子/セラミック、精密機器軸受け、宝飾品) など
  • ステンレス極細線
世界最細レベルの線径:Min.Φ0.009mm
(偏径差:0.001mm以下、寸法公差:±0.001mm)
世界最高レベルの強度:Max.3,200MPa

【主要用途】
・精密ばね材料(半導体,医療, 家電 精密機器向け 極細バネ)
・研磨用線(フェルール端子/セラミック、精密機器軸受け、宝飾品)
・電鋳線(半導体、医療、検査機器など)
・精密パイプ など

半導体、通信機器、家電分野において部品の微細化が進んできており、ばねの小型化、高機能化、高精度化が求められています。トクセン工業では、さまざまな金属線を、ご要望の仕様でご提供いたします。ご使用用途、必要な特性などお気軽にご相談ください。

担当事業部
機能材料事業部